飲んだり食べたり

本命の講演会より、その後の出来事の方が印象強いのは駄目な気もしますが、それだけいつものごとく楽しかったということかもしれません。とりあえず、上手いものが食えたので満足です。人数も普段より多く、盛大に盛り上がりましたが、おかげで料理が足りず、蟹の天婦羅を前に葛藤する羽目になりました。

席が端っこだったもので、皿が回ってきた時には、蟹はもう一匹しか残っていませんでした。まだ食べていない人間は、私を含めて二人。その瞬間、自然と「別に好きじゃないから食べていいよ」と言えたことに、私は誇りと感動を覚えます。その後、悶々と迷った後、「やっぱり半分だけ食わせて」と言いなおしたことには、惨めさと情けなさを覚えます。