さらに追記
心配したり泣いてくれる人がいることに、何よりの幸せを感じます。
追記
警察に電話しながら家に帰ると、同居人が先に帰っておりました。殴られた顔や金の盗られた財布を指差し、すぐ近くで被害にあったことを伝えると、すかさず立ち上がる同居人。兜の緒を締めるようにタオルを頭に巻き、迷彩柄のジャケットを羽織り、今にも飛び出しそうな勢い。さすがに止めましたが、迷い無く動き始めた彼の姿を思い返すと、ちょっと泣ける。
長い長い夜の話
なんか色々ありました。
生まれて初めてパトカーに乗りました。同じく救急車にも乗りました。覆面パトカーの助手席にも乗りました。無造作に赤ランプが落ちていたのが印象的でした。検分にも立ち合いましたし、被害者の記憶の混乱というものも経験しました。現場を思い出せず、警官の方々には迷惑をかけて申し訳なく思います。そういえば、ERにも行きました。某海外ドラマを思い浮かべていたら、それより遙かに穏やかでした。でも、混んではいました。まだ若いお医者様が「本当に、これ以上の災難は思いつきませんが……」と、同情してくれたのが嬉しかったです。保険のきかない治療費の高さには涙。検査で測ってみた血圧の高さが一番のショック。たけぇ。遺伝だ。熱が七度八分あったのも驚き。このタイミングで風邪かよ、とゲンナリ。高い勉強代になったけれども、警察の様子など観察できたことだけは、ただ嬉しい。あんまり落ち込んでいない。怪我さえなければ、むしろハッピーだったかもしれないぐらい。
というわけで、色々あったけれど、私は元気です。
死んだ
レポートを書き上げて浮かれていたら思い出した。
科目の二次登録わすれた。
借りたその場で読んで、そのままラウンジに放置したやつ
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/31
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 76回
- この商品を含むブログ (319件) を見る
なんだか評判はいいらしいですね。
個人的に大好きなストーリーのパターンを含んだ話で、なおかつ作者が乙一だというのに、いまいちピンと来なかったというのが本音。読了後に冷静に考えれば、ああ、上手くできている話だと感心はするものの、そこで終わってしまう。もしこれを子供の頃に読んだのならば、感じ方は違ってくるのでしょうか。読み進めながら次の展開を予測して、それが正解してしまうたびに冷めてしまう大人な自分が、ちょっと寂しい。