後輩

高校のときの軽音部の後輩が、突然メールを寄越してきました。バイト中だったので、ひとまずその場は流し、夜になって電話。実際に声を聞くのは一年振りぐらいだったもので、軽い感動を覚えました。東京に遊びに来たいと言いやがるので、来い来い泊まりに来いと命令。ちなみに、同居人は軽音部の部長でした。当然ながら顔見知り。私も含め仲がいいです。

「部長(同居人のこと)と三人で秋葉原に行きましょうよ!!」

世迷言をほざく後輩。

やつ自身はオタクでもなんでもなく、ちょっとはゲームに現実逃避はするものの、むしろギターに一筋、青春をぶつけるような爽やか青年のくせに、何を目的に秋葉原なんぞに行きたがるかと言えば、ただ単純に私の反応が見たいだけで、「先輩の好きな萌えキャラですよ、ほら」とかいうセリフが吐きたいだけに違いありません。

ちなみに、同居人は「萌え」という単語の存在自体を知りませんでした。

シミュレートするとこんな感じ。


後輩「ほら、先輩。大好きなエロゲーの広告見て興奮しないでくださいよ」
私「してないわ、してないから。大好き違うから」
同居人(無言でダンス中)


冗談ではなく、ちょっとリアルに想像できるのが嫌です。